6月3日 市制60周年の舞台を無事終えた。
毎度のことだが 終演の幕が下りる時 私の熱は一気に冷める。
本番の時に向けて スパートをかけてきた熱が
幕が下りたと同時に 急降下するのだから
なんとも つまらないものである。
私は どちらかというと
本番よりも 稽古の方が好きなタイプかもしれない。
それとも幕が下りた時に感じる あの脱力感が嫌なのか・・・
終った時の脱力感は 決して充実感でも 満足感でもない。
そで幕から 一歩踏み出す時の あの瞬間まで
自分の中で 加速していく または増幅していく あの時間の流れが好きだ。
どこが なにが いつが 私をとりこにさせるのか を考えると
それはきっと そで幕から 一歩踏み出す というか 踏み込む 踏み入れる
あの瞬間の緊張と興奮がたまらないのだと思う。
6月3日の幕が下りた瞬間 いわゆる私の中の熱が冷めたあの瞬間に
次へ向けての 熱がたぎりはじめる。
いや 正確に言うならば 自分の中で急降下する熱が冷め切らないうちに
火が消えないうちに まきをくべなければ 自分がダメになってしまいそうで
怖くなるのかもしれない。
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