彩 思 い [ ayaumui ]

『彩思い(あやうむい)』 

ブログ『彩思い』は新城音絵の文筆記録のページです。
オフィシャルブログは『南島游行』へ移行いたしました。

夏!

Image128

自転車に乗って 海沿いを走った。

陽がかたむいてきて 少し涼しくなりかけてきたころ
気持ちのよい風にふかれながら 海を見に行った。

自転車をとめて
海へと下りる階段の2段目と3段目のところに 腰をおろした。

お帽子を取ると 首のあたりに す~っと風がやってきて
とても心地よいものだから おろしていた髪を 上にあげてまとめた。

海からの潮の香りと 自分の汗のにおいが混ざり合って
日焼け止めクリームの香りも相まって 何ともいえない夏の匂いがした。

キャラメル味のジェラートを一口 またひとくち

キャラメルの甘い香りに酔って ボーっとしている。

これもまた 夏の感覚かもしれない と思った。

2007.06.25 カテゴリー: 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

ばがけぇーらの踊り

今年は 石垣市市制60周年 石垣市民会館開館20周年の節目の年ということで
20年前の石垣市民会館杮落とし公演で演じられた
「ばがけぇーらの踊り」が再演されることとなった。

思い起こせば 私が小学校6年生の時
この公演のため 連日連夜の稽古に励んでいた母の姿が思い浮かばれる。

その母も 今年還暦を迎え 小学生だった私も いい歳になった。

そして 20周年の節目の舞台には 私たちも出演することとなったのである。

大きなホールの杮落とし公演・・・
八重山舞踊の公演を数多く観てきたが
あの時の公演ほど 印象に残っているものはない というほど
とても深みのある そして重みのある舞台だったことを
小学生ながらに 感じていた。

新しい建物の匂い 目にやさしいうす紫色のシート
あのころは最先端の音響 照明機器
そして きらきらと輝く 踊り手のみなさんの姿

今では お亡くなりになられた先生方の
若かれしころのお姿も 今 なつかしく思い起こしている。

さて 今回の演目は 20年前に演じられた演目を ほぼ再演した形である。

その演目の中で 私たちが演じることになりましたのは
雑踊り「まへーらつぃ節」 女踊り「鳩間節」 雑踊り「笠踊り」の三題。

25 26 27日の舞台稽古も無事終了。
本番に向けて 最後の追い込みの1週間が始まった。

公演詳細は また後日・・・。

2007.05.28 カテゴリー: 024 思い出・想い出, 025 祭り・芸能・舞台, 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (2)

郷土芸能の夕べ 母の日特別公演


毎年恒例の 「郷土芸能の夕べ 母の日特別公演」が
今年も 盛りだくさんの演目をそろえて 開催されます。

当稽古場からは
男踊り 『出穂花(下原節)』を 
仲盛美智子 西村のぞみ 浅野夏美 東内原聖子 が演じます。

みなさま 母の日のプレゼントに 八重山舞踊のご鑑賞はいかがですか?

お隣近所 お誘い合わせのうえ ぜひご来場くださいませ。 
みなさまのお越しをお待ちしております。


【 郷土芸能の夕べ 母の日特別公演 】

と  き  平成19年 5月13日(母の日・日曜日) 昼2時 夜6時
と こ ろ  石垣市民会館大ホール

入場料   1,500円

主   催  郷土芸能の夕べ運営委員会

2007.05.01 カテゴリー: 023 島・通信, 032 観, 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

第4回 JAまつり

Piman 第4回 JAまつりが 石垣市内 真栄里公園で開催された らしい・・・。

というのも 私は 歩けないので 行けなかったのですが
友人から おみやげを いただいちゃいました。

ビニール袋 いっぱいに ピーマンをつめて つめて 詰め込んで これで 100円らしいのです。

元気いっぱいのピーマンに 心が喜んでます。

ありがとうございま~す。

2007.04.29 カテゴリー: 023 島・通信, 031 食, 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

ブルース・オズボーン(写真家)


写真家の
ブルース・オズボーンさんがおいでになられました。

オリンパスから出た 新しいカメラを持って
南の島々を旅しながら 写真を撮る という企画の中でです。

わが家とのご縁は「音楽と農家の宿 ティダヌファ」の若女将
砂川菜保子さんが 結んでくださいました。

ブルース・オズボーンさんは 以前から
親子をテーマに 写真を撮り続けていらっしゃって
私たち親子も 参加させていただきました。

夕刻 心地よい風のそよぐ庭先で
(あいにく 蚊の嵐に襲われながらでしたが・・・。 )
スディナ姿(八重山女性の 古い衣の形)で写していただきました。

ご縁をくださった 砂川菜保子さん ほんとうにありがとうございました。

母と 二人の写真・・・とてもうれしいです。

ブルース・オズボーンさん
カメラのレンズのような 強くて やさしい大きな瞳が印象的な方でした。

オズボーンさんの奥さま
もっとお話しさせていただきたかった・・・初めてではないような
とても近しい気持ちにさせてくださる あたたかな方でした。

写真・・・楽しみです。
ありがとうございます。

⇒ブルース・オズボーン 写真集など一覧へ

2007.04.27 カテゴリー: 035 人, 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

うりずんのころ


島はGetou

月桃(げっとう)の
あまい香りに包まれています。

季節は 「うりずん」

島が とてもさわやかで
心地よく 過ごしやすいころです。

庭先には ユリの花
道々には 福木の花

一人歩くと 月桃の香・・・。

この季節の お決まりの香りが
心をホッとさせてくれます。

さて「うりずん」とは 日本語を
どうにかあてはめるならば
「陽春」といったところでしょうか・・・。

沖縄の短い冬から
長い長い夏に移り変わっていく季節・・・

寒気の合間を縫って吹く南風で 皆そろって新芽を吹き出します。

「うりずん」とは 万物がうるおいを受け 新しい命の姿を見せてくれる
実に 美しい季節である。

2007.04.25 カテゴリー: 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

桜 ユリ そして蜘蛛・・・

Sakura_3
今年は もう咲かないのかなと あきらめかけていたら 葉桜になりそうな中 ポツリと ポツリと 一つ 二つの桜花が見えました。

去年の 大型台風 13号の影響で お庭のサイクルもちょっと狂っているようです。

桜花が満開になると ちょうど劇場の門から玄関にかけて 桜花のアーチでお出迎えという風になりますし 花の時期が終えると さくらんぼがかわいらしく つきますのに・・・

今年は それはのぞめそうにありませんね。

Yuri_3
そんな中 例年通りの美しさを見せてくれているのが このユリの花。でもやっぱり 例年に比べると 少し遅いのかな・・・?

ユリは 私の一番大好きなお花で 待ち遠しかったので うれしいです。この写真のユリが 今年の第1号。

これから次々と開花し お庭はユリの花の香りでいっぱいになります。

ユリの香りは 大好きですが 蚊もユリの香りが大好きなので この時期 蚊も多くなるんですよね~。

Kumo_3
さて 今年の春は クモが多いような気がいたします。

よくクモや蜂が 低いところに巣をつくると その年は台風の当たり年だといいます。低いかどうかは わかりませんが とにかくクモの巣が多いんです。


こんなに多いのは 初めてですが わが家だけでしょうか・・・

それにしても もう台風は勘弁なんだけどなぁ・・・。

2007.04.20 カテゴリー: 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

サニズ 旧暦三月三日


今日は サニズ。 旧暦三月三日 女性のお節句である。

沖縄では 昔から 「浜下り(はまおり)」といって サニズには 女の人は 浜に下り 身を清めるという風習がある。まぁ 現代では 家族そろって 海に潮干狩りに遊びに行くことの方がメインになっているような気もするが・・・ でも わが家はサニズといえば 海にお清めに・・・が 昔から主である。

し か し・・・ 今年のサニズは「私が先日犬に咬まれる!という事件」がありましたもので 
海には行けず・・・お友達がペットボトルに入れてきてくれた海水で 母と二人 お風呂場での浜下りをした。

「クトゥスヌトゥスン ドゥハダ キンコウ
           
イイクトゥタンガー アラシタボーンナーラ」
    (今年も 健康で よきことばかりが 巡りきますように・・・)

わが家の お決まりの 願い口で 祖母も 母も そして私も そう唱えながらお願い事をしたり お祈りしたりする。

さて 糸満からの漁師の方がおっしゃるには サニズには 海で亡くなられた方のご供養をするのが 昔からの慣わしだという。私の父(画家 新城剛)も 海の事故だったので 今日は父の前にも 特別にお供えをした。

今年のサニズは 父も一緒に お清めのお節句である。

2007.04.19 カテゴリー: 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

加古隆さん(作曲家・ピアニスト)


加古隆さんの石垣島公演は 1994年の9月9日・・・
思い起こすと あれから もう13年 早いものである。

今日 NHKスタジオパークのゲストが 加古隆さんだった。
久々に あのやわらかな お話し口調の加古さんのおしゃべりをお聞きして
13年前に主催させてもらった石垣島公演のことや
公演の翌日にご一緒した西表島のことなどを思い出した。

石垣島公演のころ この南の島で聞いた加古さんの音楽は
どちらかというと 北国の真冬のイメージを感じていた。

単調なベースラインの繰り返しの上に乗る音の一つ一つは
まるで氷のような 冷たい世界を感じさせた。

数年前 NHKの『映像の20世紀』という番組の音楽を加古さんが担当なさったとき
メインテーマの 「パリは燃えているか」などをはじめ
番組に引き続き サントラも購入して 聞かせていただいたとき
その映像音楽の中に生きる 加古ワールドの広さ 奥深さに感動した。

それまで どちらかというと水彩画のような
それもとても涼しげで 透き通った印象だったのに
ぶ厚く重ねられた 情熱的な油絵を観た気がした。

「ピアノの画家」と呼ばれる加古さんの描く絵は まさに多種多彩であった。

また 近いうちに石垣島へもお呼びてきるといいな…。

いつの日か 加古さんの描く 南の島の絵を観てみたいと心から願う。

さて ご紹介いたしますのは 中でも私のお気に入りの3枚です。

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⇒加古隆さん その他の作品検索はコチラ

2007.04.17 カテゴリー: 041 Blog[南島游行] | 個別ページ | コメント (0)

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登録年月 04/2007
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