個人運営で日々更新が簡単にできる「ブログ」は、私の周りでも大流行である。視点の面白さ、細やかな更新、お気に入りをみつけては毎日通い、そしていつの間にかブログを作成する一人となっている。気軽にそして気楽に参加できるブログは、今や欠かすことのできない情報収集ツール(道具)である。
ブログのはしごをしていると「沖縄移住」関連の多いことにびっくりさせられる。沖縄暮らしを夢見る移住計画中の人、情報探しをする移住して間もない方、アドバイスを更新する島暮らしベテランさん、そして不動産情報や就職情報などを提供する地元の支援サイト。コンビニエンスストアのちょっとした書籍コーナーにも、その系統の本がずらりと並んでいるではないか。
そういえば、私の暮らす石垣島でもこの数年の急激な人口増加。つい最近までは、村の道々、街の店先で見かける方は、どの村の、どの家の、と大方見当がつく島の人だったように思うが、確かに近ごろは「石を投げれば」といえるほどの移住ブームを実感。新たな巡りにうれしくなり、でもほんの少しだけ複雑な気持ちにもなるものだ。
まだ続くの?と思えるほどの空前の沖縄ブームに、全国的な田舎暮らしへの動きがちょうど重なって沖縄移住ブームとなったのか…。都会生活で壊れかけた心身を癒やす、リフレッシュする、再生する、そして新たに、というような希望と期待を抱いて向かう「地」に沖縄が選ばれるのはなぜだろうか。日本であって日本でないような南島生活へのあこがれ…。こわばった精神を、五感を解きほぐし…究極の安らぎを!でしょうか。
ネット上のあるサイトによると、移住を考える人のうち「今すぐにでも移住したい」が三割、「仕事があるなら」が六割強。そして意外と移住に失敗して転出する人も多い現実。国内なのに「引越し」ではなくて「移住」といわれるのも厳しさを物語っているのでは…。海外へのそれと同じぐらいの覚悟が必要だということでは…。沖縄の地に生きる人間としても、考えさせられることが尽きないものである。
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